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GPIFやKKRなどから見るリスクや相関係数


2010年の記事ですがリスク値について楽天証券のサイトで面白い記事を読みました。

個人的にはリスク値や相関係数については、現在「Myindex」の数値を参考にしていますが、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)や国家公務員共済組合連合会(KKR)で使っている値を参考にしている方も多いようですね。

ポートフォリオを構築する際に重要だと言われるリスク値や相関係数ですが、参考とするデータ元はいくつかあるようで諸説ありといった感じですね。

結構差のあるリスク値


GPIFやKKRそれぞれのサイトやプレスリリース資料、その他いくつかの有名なサイトなどで公開されているリスク値に関する情報を確認したところ主要4資産のリスク値について、おおよそ以下のように幅がありました。

国内債券: 2.0~ 6.5%
国内株式:17.9~22.5%
海外債券:10.0~13.3%
海外株式:19.5~22.5%

どれが正解というものではないのでしょうけど、参考とするリスク値により少しずつ違う結果となりそうです。

しかし3%の違いは結構大きいなという印象。

相関係数についてもどのデータを参考にするかで印象は結構変わりそうですね。

短期データを確認してみると


では、短期だとリスク値はどのような数字になっているのでしょうか。

「短期」というのがどの程度の期間を指すのかは難しい所ですが、とりあえず1年、3年、5年の期間で、リスク値を見てみました。

厳密には違うんだけど、だいたい同じなんだろうということでeMAXISシリーズの近しいインデックスファンドからリスク値を算出してみます。

国内債券: 1.42/ 1.58/ 1.37%
国内株式:18.47/16.96/17.49%
海外債券: 4.72/ 8.91/ 9.18%
海外株式:18.85/16.45/18.03%

左から順に1年/3年/5年ですが、比較的短期間のデータでも似通った値にはなっているんですかね。

個人的にはこれだったら短期の値を使用してもあまり支障はないのかなという印象を受けました。

迷ったときは安全な方に倒した方が良いと思いますが、あまり安全に倒しすぎると意味がなくなるので気を付ける必要がありそうです。


過去20年をもとにしたデータと比べると1年とか5年という期間はだいぶ短いですが、本当に長ければ長い程良いものかというと良くわからない所があります。

国内債券などは短期データのほうがしっくりくる感じですけど。

まあどういったデータを信用し活用しても良いのだと思いますが、どのようなデータなのかは把握しておいた方が良さそうですね。

しかし短期データでもある程度近い値になるのか、となると妙に凝り性な所もあり自分でリスク値を算出して確認して行こうかなとも思ってしまいます。

まあ凝り性ですが飽きっぽくもあるのでホドホドにしておいた方が良さそうですが。