どうも個人的には高配当ETFが好みのようなのですが高配当ETFにもいくつかあり、それぞれ独自の銘柄選定基準により構成される高配当銘柄も少しづつ異なっているようです。
そんな中ふと、各高配当ETFで共通的に選択されている銘柄を元にポートフォリオを構築したら理想的な高配当ポートフォリオになるんじゃないかと思い、日本株を対象とする高配当ETFをちょっと調べてみました。
さて、どんな高配当銘柄で構成されるポートフォリオになるのでしょうか。
いくつかの高配当ETF
以下の3つの高配当ETFを対象に構成される高配当銘柄を確認してみました。
- [1577](NEXT FUNDS)野村日本株高配当70連動型ETF
- [1698]上場インデックスファンド日本高配当
- [1478]iシェアーズ ジャパン高配当利回り ETF
「MSCI日本株高配当低ボラティリティ[ETF:1399]」も対象に加えたかったのですが構成銘柄が確認できず今回は断念しています。
次回があるかはどうかは分かりませんが。
ちなみに公表データの都合上、[1577]と[1698]は2016/01末、[1478]は2015/12末と若干時期がずれています、がおそらくそこまで構成銘柄は変わっていないんじゃないかなと思っています。
ちなみに[1577]は70銘柄、[1698]はリートを含む100銘柄、[1478]は49銘柄と、銘柄数も少しづつ違いがあります。
さてどのような銘柄が共通的に選択されているんでしょうかね。
気になる高配当銘柄
ちょっと面倒でしたが、共通的に選ばれている高配当銘柄を確認したとことろ以下のようになりました。
コード | 銘柄 | 株価 |
---|---|---|
1878 | 大東建託(株) | 15,190 |
2914 | JT | 4,542 |
3405 | (株)クラレ | 1,239 |
4185 | JSR(株) | 1,577 |
4568 | 第一三共(株) | 2,259 |
4578 | 大塚ホールディングス(株) | 4,152 |
4704 | トレンドマイクロ(株) | 3,860 |
5101 | 横浜ゴム(株) | 1,903 |
5108 | (株)ブリヂストン | 3,991 |
5110 | 住友ゴム工業(株) | 1,657 |
5711 | 三菱マテリアル(株) | 311 |
6301 | コマツ | 1,741.5 |
6471 | 日本精工(株) | 1,048 |
7012 | 川崎重工業(株) | 303 |
7201 | 日産自動車(株) | 979.2 |
7203 | トヨタ自動車(株) | 5,980 |
7205 | 日野自動車(株) | 1,182 |
7267 | ホンダ | 2,925 |
7751 | キヤノン(株) | 3,311 |
8001 | 伊藤忠商事(株) | 1,378.5 |
8002 | 丸紅(株) | 584.4 |
8031 | 三井物産(株) | 1,313 |
8035 | 東京エレクトロン(株) | 7,053 |
8304 | (株)あおぞら銀行 | 357 |
8308 | (株)りそなホールディングス | 389.6 |
8729 | ソニーフィナンシャルホールディングス(株) | 1,552 |
9201 | 日本航空(株) | 4,192 |
9437 | (株)NTTドコモ | 2,642 |
もっと被ってくるのかと思いきや全28銘柄と意外に絞られた感じでしょうか?
ほぼ「iシェアーズ ジャパン高配当利回りETF」となるのかと思っていましたが、各ETFとも独自の銘柄選定基準により銘柄が選定されているためか思ったより共通項は少ないようにも感じました。
一口に高配当ETFといっても中身は意外と違うもの、個々の銘柄まで確認する必要があるかどうかは分かりませんがタマには構成銘柄を確認してみるのも良いかもしれませんね。
高配当ETFの信託報酬もそこそこかかるので、共通銘柄だけを個別株で保有するという方法もアリなのかなと思ったこともあり、ちょっと確認してみました。
結果28銘柄ということで「これならいけるかな?」と思ったのですが今日の終値ベースで100株づつ保有しても約800万と私にはちょっと無理なようです。
一方で高配当ETFだと業績や配当実績を踏まえ構成銘柄を自動的に入替えしてくれ、さらに少額からの購入が可能となります。
そう考えると、やはりETFという仕組みはとても便利なんだなと再確認した次第です。
というわけで今後も高配当ETFを中心に国内ETFを活用していきたいと思いました。
設備人材ETFを厳選すると...