まあこれらはまだ分かるのですが「ローリスク・ハイリターン」なども目にすることがあり、場合によっては「ローリスク・ハイリターンを目指す投資方法」などという記事もたまに目にすることがあります。
実際にあるとすればこれは凄いことなのですが、実際のところ「ローリスク・ハイリターン」ってどういう事なんでしょうか。
リスクとリターン
投資の世界ではリスクというと収益率の標準偏差を年率換算した値のことになるんだろうと思っています。
標準偏差は平均値からのバラツキの程度を示す数値なので、バラツキが小さい場合(ローリスク)は、期待収益も小さい(ローリターン)というのなんとなく納得できる感じです。
次にバラツキが大きい場合(ハイリスク)はどうでしょうか。
バラツキには幅があり、プラスもマイナスもあり得ることからバラツキが大きい(ハイリスク)からといって期待収益も大きい(ハイリターン)とは限らないように感じます。
ハイリスクはローリターン~ハイリターンのどこかに収まるという感じなんでしょうか。
「ハイリスク・ハイリターン」すら難しそうですが「ローリスク・ハイリターン」という高みを目指す世界もあるようです。
一体どういう事なんでしょう。
ローリスク・ハイリターン?
ローリスク・ハイリターンというのは結局、リスクの偏差値から大きく外れたリターンを得られた場合に初めて成り立つということなんでしょうかね。
そもそも偏差値から安定して大きく外れるというのも考えづらいと思いますし、普通に考えればそんなウマイ話は無さそうです。
でも「ローリスク・ハイリターン」を謳い文句とした金融用品は結構多いようですので、くれぐれも慎重にリスク評価をするようにしていかないと危ういようですね。
ちなみにGoogleでリスク・リターンの組み合わせを検索し表示件数を見てみたところ、
ハイリスク・ハイリターン:約714,000件
ローリスク・ハイリターン:約208,000件
ハイリスク・ローリターン:約141,000件
ローリスク・ローリターン:約 76,500件
やはり、みなさん「ハイリターン」が気になるようです。
せっかくなので検索結果からいくつかの記事を見てみた所、投資の世界ではそんなウマイ話は無さそうですが、自己啓発や自分への投資は「ローリスク・ハイリターン」が成り立つようですよ。
どうせだったらこっちの「ローリスク・ハイリターン」を目指した方が良さそうです。
大きなリターンを得るには大きなリスクを取らないとダメなんだけど、大きなリスクを取ったからといって大きなリターンが得られるとは限らないという事のようです。
インデックス投資などはあまり「ハイリターン」を目指すのに適した方法ではないと思っておりますが、リスクとリターンの関係はじっくり考えていきたい所ですね。
でも残念な事に「ハイリスク・ローリターン」は十分にあり得る訳でホントに切ない話だよな、と感じました。
まあ、「ローリターン」でも時間をかければ程々のリターンになる事でしょうけどね。
きっとたぶん。
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