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日銀はこんなにも大株主になっていたのかと驚く


「日銀が日経平均企業9割で実質大株主」という記事がBloombergの記事にありました。

異次元金融緩和以降、ひたすら買い続けたETFの累計保有額は推定8兆円を超えるということで日経平均採用企業の9割で実質的な大株主になっているとのこと。

日銀の金融緩和もいつまで、どれくらいの規模まで購入を続けるのか分からなくなっていますが、推定とはいえビックリしてしまいます。

9割の企業で上位10位以内の株主らしい


詳細は元記事を見た方が早いのですが、指数採用された企業のうち約200社で日銀が保有率上位10位以内に入る実質大株主となっているみたいです。

現状のペースが続いた場合、いくつかの企業においては17年末に筆頭株主になるということで尋常じゃない感じになってきている様子。

「現状のペース」の場合ということで、さらに増額するともっと早い段階で事実上の筆頭株主になるということなんでしょう。

記事を見るといろいろ懸念があるようですが、日銀が保有するETFの運用会社が株主議決権を大量に保有することりなり、株主代理権を使った市場監視の役割が果たせなくなることも懸念されているということです。

日本は海外とくらべ物言わぬ株主が多いということですが、その傾向がさらに強くなっているのかもしれません。

事実上の筆頭株主とは、流石にちょっと行き過ぎているんじゃないかなと思いつつも今週の日銀会合の結果を気にしてみようかと思います。

まだまだ金融緩和は続くのだろうか?


ここ最近、国内ETF市場が拡大しているようだと好ましく思っていたけど、レバレッジ型・インバース型が多くを占めていたり日銀が大量に購入していたりと国内ETFの市場はちょっと特殊なのかのかもしれないな。

ただ海外ETFを活用するのはちょっと面倒な事を考えると、できるだけ国内ETFを便利に活用していければいいなと思ったりしています。

しかし大株主ってのは響きがいいですね。

ホント何かの間違いでなれないだろうか。

大株主も納得の買いっぷり
国内ETFへの参加者は増えている?