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「SBI日本株3.7ブル」と「SBI日本株3.7ベア」でブルベア型の減価を確認する


ブルベア型の投資信託やETFはネット証券会社の売買ランキングでも上位になっていてとても人気があるようです。

レバレッジをかける事が出来るし売りからでも収益を得る事が出来るなどのメリットもありますが、手数料が高いことや価格が減価するなどのデメリットもあるようです。

手数料は分かりやすいんですが価格の減価はどの程度なんでしょうかね。

比較しやすい「SBI日本株3.7ブル」と「SBI日本株3.7ベア」を見てみる事にしました。

SBI日本株3.7ブル・ベア


それぞれ3.7倍のレバレッジを効かせた投資信託ですが、「SBI日本株3.7ブル」が株式市場全体の値動きの概ね3.7倍程度となる投資成果を目指すファンドで、「SBI日本株3.7ブル」が逆方向に3.7倍程度を目指すファンドですね。

まず昨年末くらいからの「SBI日本株3.7ブル」のチャートイメージですが、

株式市場全体が下落した期間なので当然下落していますし、それにあわせて純資産総額も減少しています。

次に同じ期間の「SBI日本株3.7ベア」のチャートイメージですが、

3.7倍にしては意外と地味な感じでしょうか?ブル型と比べると純資産総額も随分少ないですね。

ちなみにコスト面ではSBIネット証券の場合、買付手数料が3000万円未満の場合で2.16%(税込)、信託報酬は1.0044%(税込)とちょっと高め。

また償還日は2018/02/05とあまり先は長くないようです。

減価はどのくらい


目論見書にも留意事項として以下のような記載がありますが、ブルベア型は上昇・下落をする中で少しづつ基準価格が下がっていくようです。

一般に、わが国の株式市場が上昇・下落をしながら動いた場合は、保有期間が長くなるほど基準価額が大きく押し下げられる傾向にあります。

ということでどれくらい減価してるのだろうかと「SBI日本株3.7ブル」と「SBI日本株3.7ベア」を比較してみることに。


ザックリとみてみると減価は確認できる感じで、やっぱり結構大きい印象でしょうかね。

"減価?"の線を基準にベル・ベアそれぞれの価格との差を比べると結構差があり、対称という事でもないのかもしれません。

なかなか難しいですね。


手数料などのコストや減価を考えると、相当良いタイミングで購入・売却する必要がありそうです。

しかし「SBI日本株3.7ベア」などは今年入ってから大きく上昇しているかと思ったら意外にもそんなに上昇していないようですね、「SBI日本株3.7ブル」や「楽天日本株4.3倍ブル」は結構下がっているみたいなんですけどね。

いずれにしてもあまり長期には向かない事は確かで、活用するにしても短期にしといた方が良さそうです。