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iDeCo(イデコ)を活用しようかとどこがいいか調べていたんですけどね

平成29年1月から個人型の確定拠出年金制度が改正されるということで最近は個人型確定拠出年金に関わるニュースを目にする機会が多くなってきました。

iDeCo(イデコ)などと呼ばれてもいるようなんですが、どんな制度なのか?個人的に利用をどうするか考えておこうかと思います。

とりあえず厚生労働省のサイトをいろいろ確認してみました。

iDeCo(イデコ)ってなに


IDeCoってなんの略だろうって話ですが個人型確定拠出年金の英語表記からモジった愛称のようです。

英語表記では

individual-type
Defined
Contribution pension plan

ということでiDeCoと名付けられたようです。

応募総数4,351件の中から選ばれた愛称ということですが、こういうのはいつの間にか募集していたいます。

まあとりあえず個人型の確定拠出年金を英語で表したという事のようですね。

確定拠出年金って?


一応、確定拠出年金についてwikipediaで確認しておきますと、

私的年金の一つで、現役時代に掛金を確定して納め(拠出という)、その資金を運用し損益が反映されたものを老後の受給額として支払われる年金。その性質上、将来の受給額は未定である。
「日本版401k」とも言われる。

ということで大きく個人型と企業型に分類されるうちの「個人型」がiDeCoと言う愛称で来年1月からさらに便利になるようです。

ちなみに個人型の確定拠出年金は2015年3月末現在で約21.3万人とそんなには普及していないようですが、2017年1月からは企業型の確定拠出年金加入者や公務員、専業主婦を含めて基本的にすべての方が加入できるようになるようです。

さてiDeCoの愛称で加入者増加するんでしょうかね。

iDeCo(イデコ)のメリット


そもそも個人型確定拠出年金のメリットって何があるんだろうと厚生労働省のサイトをいろいろ見てみたところ、税制優遇措置として以下3つのメリットがあるようです。
  1. 掛金は全額所得控除
  2. 運用益も非課税
  3. 受け取り時も税制優遇措置が大きい
全額所得控除と受け取り時の税制優遇措置はとても大きいメリットですね。

「運用益の非課税」について運用結果次第なのですが、所得控除と受取時の控除は制度が変わらない限り確実に得られるメリットといえそうです。

運用期間の「住民税と所得税」の軽減、受け取り期間の退職所得控除(または公的年金等控除)の恩恵はとても大きそうで、老後資金を目的とした積立とした場合、最適な方法ではないかなという印象です。

iDeCo(イデコ)の留意点


iDeCoのメリットはそこそこ大きそうですが、留意点などもあるようですね。

厚生労働省のサイトでは以下の3つを留意点としてあげていました。
  1. 運用は加入者自身が行う
  2. 原則60歳まで引き出す事が出来ない
  3. 口座管理手数料などがかかる
取り扱い金融機関を個人で選択し、拠出した資金の運用を行う必要があるということで確定拠出年金専用の口座を開設し、取り扱い商品から積立を行う商品を選ぶということになるようです。

また原則60歳まで引き出すことが出来ないというのも資産運用の目的によっては注意する必要がありそうですが「老後資金」を目的に資産運用を行う場合は大きな問題ではなさそうですね。

どの金融機関を選べばいいのか


取り扱い金融機関を個人で選ぶ必要があるようですがどこがいいんでしょうかね。

ネットでいろいろ見てみたところ「iDeCoを取り扱う金融機関等のウェブサイトおよびサービス状況」についてランキング形式での評価結果がありました。

評価観点としては「サイトの使いやすさ」、「情報量と取扱商品の充実度」、「諸費用」から評価を行っているとのことで、上位5サイトは以下のようになっていました。

  1. SBI証券(8.73)
  2. 楽天証券(8.57)
  3. スルガ銀行(7.42)
  4. りそな銀行(7.28)
  5. 三井住友海上火災保険(7.05)
()内は評価得点


長い期間利用することを考えると取扱商品や諸費用もそうですが「使いやすさ」も大事なんでしょうね。

個人的にはメイン証券口座がSBI証券だしiDeCoもSBI証券でいいかという感じです。

SBI証券 確定拠出年金積立プラン(個人型401K)

ちなみに上位15サイトまでこちらのサイトで確認できますので興味のある方は見てみて下さい。

これはNISAより良さそうだったんですが


老後資金の運用を考えた場合、月々積立を行う余裕があるようだったらとても便利そうな制度です。

自分も目安となる老後資金を目標に資産運用を行っているんですが、少なくともNISAで運用するくらいだったらiDeCoの方が良さそうで、企業型の確定拠出年金加入者でも利用できるんだったら少額積立しようかなと思っていたんですけどね。

以下のような記載がありました。

iDeCoに同時加入できる旨を規約に規定する必要があります。なお、既にマッチング拠出を行っている場合、iDeCoと同時に利用することはできませんので、企業として、どちらかを選択いただ くことになります。

はい、マッチング拠出を行っています。

企業型の加入者でも加入できるという話だったので少し調べてみたものの、いくつかのケースでは利用できないようですね。

ちょっと期待してたんですけど。


いろいろ調べた結果、ダメだった時のショックはなかなかのもの。

まあ加入範囲の拡大という話だったので、企業型の加入者がiDeCoを利用できるというのは不思議だったんですがやっぱり条件付きということで「ですよね」という結果になりました。

ただ現行の制度だと老後資金の運用にあたってはとても便利な制度だと思いますので、企業型に加入している人も少し面倒ですが勤め先への確認や「手数料・手間」と「得られるメリット」を比較して活用を検討してみてはどうでしょうか。

個人型確定拠出年金の制度改正に向け今後いろいろな所で目にするだろうiDeCo(イデコ)なんですけど、個人型がiDeCo(イデコ)なら企業型(Corporate Type)に愛称をつけるとするとcDeCo(コデコ)だろうか。

まあ、どちらかというと「iDeCo(イデコ)」の方が響きがいい感じですね。