ついこの前ブラックロック・ジャパンから高配当のETFが出たばかりですが今度は日興アセットマネジメントからも高配当ETFが出るようです。
「MSCI日本株高配当低ボラティリティ」らしく高配当に加え低ボラティリティとのこと。
どのようなETFか簡単に確認してみました。
日本株高配当低ボラティティETFの概要
公表されているパンフレットを見ると、
分配 :年4回
信託報酬:0.378%以内(税込)
対象指数:MSCIジャパンIMIカスタム高流動性高利回り低ボラティリティ指数
上場日は2015/12/01の予定とのことです。
MSCIジャパンIMIカスタム高流動性高利回り低ボラティリティ指数?
とても長い指数名称です。
あまり聞き慣れない指数のため少し調べてたところ、
- リート、金融業種は対象外
- 流動性/配当利回り上位150銘柄を組み入れ
- Barraグローバル株式モデルを活用
との特徴があるようです。
細かな所では、構成銘柄の最大ウェイトは1%、最小ウェイトは0.05%、リバランスは年4回実施とのこと。
ブラック・ロックジャパンの「日本株最小分散ETF」と同じモデルを活用しているのでしょうかね?
良くわからないですがいずれにしても複雑な数式を使ってボラティリティを低くしているんでしょう。
また増えた日本株高配当ETF
現在保有している「野村日本株高配当70連動型上場投信」、先日上場した「iシェアーズ ジャパン高配当利回りETF」につづき新たな高配当ETFの上場です。
せっかくなのでそれぞれを少し比べてみましょう。
コード | 銘柄名 | 対象指数 | 信託報酬(税抜) | 構成銘柄数 | 分配 |
1577 | 野村日本株高配当70連動型上場投信 | 野村日本株高配当70 | 0.32% | 70 | 年4回 |
1478 | iシェアーズ ジャパン高配当利回り ETF | MSCIジャパン高配当利回りインデックス | 0.19% | 40~100 | 年2回 |
1399 | MSCI日本株高配当低ボラティリティ | MSCIジャパンIMIカスタム高流動性高利回り低ボラティリティ指数 | 0.35% | 150 | 年4回 |
1577は等金額型、1399は低ボラといった特徴もありますが構成銘柄数を踏まえお好みでといった感じです。
高配当+低ボラティリティといいとこどりな国内ETFで流動性に問題がなければ魅力的な銘柄になることでしょう。
国内ETFにも魅力的な銘柄が増えて喜ばしいところですが、セクター型など魅力的なんだけど流動性が低く手がだしづらい銘柄も多いため今後参加者が増えていくことも期待したいと思います。
これに続き海外株式の高配当ETFも充実していくといいのになと思っています。